am3:15のうわごと

カップにひとつの角砂糖を。

7月がおわる

あっという間に過ぎた7月に

別れを告げられぬまま

過積載の積荷に

別れを告げられぬまま


大事なものをまもりたい、

でもこんなに抱えて歩けない、

だからもう全部棄ててしまおう

だからもう全部忘れてしまおう


夜が来れば繰り返す

悲しみは枕を濡らし

後悔は心を濡らす


歩みを止めてしまえば

それは屍と同じだと

繋いだその手が嘯くから


足を引きづり、また歩みだす