am3:15のうわごと

カップにひとつの角砂糖を。

自分の為、誰かの為

自分の為にお金や時間を遣いたい。

……と言えるほどに、誰かの為だけに全てを注いでいるわけではない。それでも、ずっと誰かのペースで過ごしていると、「わたし」という個が、わたしの中であやふやになるような感覚に陥る。


わたしってなんだ。

なんの為にがんばってるんだ。

その思考が絡まった毛糸に触れると、たちまち毛糸の塊が転がり始め、たちどころに部屋中、心の中いっぱいにそれで埋め尽くされる。


それが、本当に怖いのだ。


あやふやにならないように、なにか自分の為になにかをしたい。けれど、なにもなくて立ち止まる。

なにかしたいことすら、我慢しすぎて全て手放してしまっていたことに、今になって気付いたのだ。