am3:15のうわごと

カップにひとつの角砂糖を。

どのあたしもあなたには必要なさそうだ

心がざわついた

声にならない言葉は行き先を探して

酸素と二酸化炭素の合間を駆ける


震える唇からは

気の利いた言葉は生まれなくて

ただ時間が過ぎて行くだけ


ねえあたし

こんなつもりじゃなかったよ

何回ぼやいても進めない


ねえあたし

そんなつもりじゃなかったよ

わかっているのに通れない


声を枯らすことさえ

あたしには遠くて

あなたはそこにいるのにまるで届かないの


なんて言ったらいい

なんて言ったらいい

どの言葉もあなたには必要なくて

どのあたしもあなたには必要なさそうだ